不動産情報を探す際、今は便利になったのがWEB情報です。
各社のHPや大手不動産サイトなど、検索するとさまざまな情報が出てきます。
最近でも、42社が行政処分になったニュースがありました。
他:スーモニュース
このオトリ物件とは何か?
不動産の契約までの流れは、申込み→審査→入金→契約という流れがあります。
新しい物件情報は、
- オーナーが不動産屋に募集条件を伝える。
- 不動産屋が図面を作成したりや自社HPに情報をUPする。
- 店頭で紹介する。
- 不動産情報専用サイトに掲載する。
主に、この流れで新しい情報が皆様の目に触れます。
4については、必須ではないので掲載しない不動産屋もいます。
※売買は、オーナーさんとの契約が専任媒介などは必須。賃貸は掲載義務なし※
今回問題になっているのは、
5.不動産ポータルサイトに掲載する。
この、ポータルサイトです。スー〇、ホーム〇、アットホー〇などポータルサイトという各社が掲載する不動産情報サイトでは、このオトリ広告が8~9割と言われます。
※売買情報でも貸主掲載のものは100%本物です。今回は賃貸情報についてです※
ポータルサイトに不動産屋が掲載するには、月額10万~数百万円の広告費がかかります。各社平均としては100万円と言われます。
掲載情報次第では、会社がパンクするほど問い合わせがあるのでお金をかける意味もわかります。
※ポータルサイトではおとり広告の件数は減少報告してますが、素直な数字を言わないのは皆様もおわかりの通りと思います。
話をはじめに戻りますと、ポータルサイトに順番は、5.でした。その通りポータルサイトに反映するまでには、人気物件はほぼ無くなります。
人気物件は1日以内に無くなることが多いので、ポータルサイトの情報反映にたどりつく時には、既に無くなっています。また、人気物件を扱う業者は、広告費を出してポータルを利用する事はないので自社でお客様と契約を結びます。
そんな人気物件を持たない不動産屋は何とかして反響がほしい(お客様の来店がほしい)ので、存在しない情報やよく見せた情報を掲載します。
問い合わせがあると、まだ大丈夫な旨を伝え、お店に誘導し別の物件を紹介して売上につなげます。
ポータルサイトもたくさんの広告費が欲しいので、不動産屋が利用しやすく作るので自動更新システムやボタン一つで更新ができるように設定してます。
なので、1年間同じ物件情報が新着として回り続ける事になるのです。
オトリ物件の見分け方
これは不可能に近いくらい難しいです。その建物に行って人が住んでいても、退去予定だとかお客様が契約期間を過ぎても退去せず住んでいるなどと言えば、募集情報が嘘でなくなることもあります。
また、さっき申込が入った!実は事故物件!オーナーさんが変わっている!などと言って、悪い物件にしてしまえば他の物件を紹介することになります。
こうやって各社ごまかしながら対応をしているので、友人や自分の家の募集以外はなかなか見分けがつかないです。
オトリ物件を掲載する会社
これは見分けるのは簡単です。募集情報の地域以外の不動産屋の情報は9割釣り物件です。
例えば、募集物件は中央区なのに、掲載会社が新宿区などです。
それと、空中店舗の不動産屋もほぼ9割釣り物件です。
〇〇ビル2Fや豊島区池袋1-1-1-6Fなどです。たまに304号室などマンションの一室もあるので注意です。
空中店舗(1F以外)の不動産屋でも悪い会社は、あえて階数を掲載しないです。情報にある写真が1Fの店舗の外観ではなく、笑顔の女性や店舗内の写真やビルの外観の場合は空中店舗と思われます。
あらかじめ空中店舗には問い合わせしないのが良いでしょう。
空中店舗の理由
不動産屋が店舗として利用したい物件も、管理してるのはどこか他の不動産会社です。
変な不動産屋や来てほしくない会社には誰も店舗を紹介しません。
不動産屋が店舗を始める場合は、客として建物を購入するか、オーナーさんに直接交渉が必要となります。
高橋ビル、佐藤ビル、田中ビルなどあれば、オーナーさんはだいたいビル名の人です。都心でも雑居ビルの上の階は人気がないので、ずっと空いている建物は多いです。
そうゆう建物に直接問い合わせをして、不動産契約を結んでいるのが空中店舗です。
例外
ビル名が、住友や三菱など大手の建物の場合は別です。大手の場合は審査や初期費用の条件が厳しいので、大手不動産会社にある不動産屋は悪い会社ではないです。
自社ホームページなら大丈夫か?
自社ホームページでも物件情報が10件程度であれば大丈夫ですが、何十件や数百件あるサイトは更新されてないので信用度の低いサイトになります。
なぜなら数百件の情報を最新にするには、1件1件オーナーさんや不動産屋に連絡して確認する必要があります。
これだけで数時間の作業が必要です。こんな事を、数時間毎や毎日なんて到底出来ません。
どう探せばよいか?
ホームページやポータルサイトの情報は、あくまでその建物の参考資料として見た方が良いです。賃料や管理費がどのくらいなのか?そのように見てください。
WEB情報を見てここに住みたい!なんて本気で考えるとがっかりする事が多いです。