新型コロナウイルス【マスクや消毒液の対策について】

久々の更新です。

新型コロナウイルスの影響で都内で新生活を過ごしている家族や親族が心配の声も多いので、新型コロナウイルスに関する情報をＵＰします。

消毒剤について

アルコールと次亜塩素ナトリウム(漂白剤　0.05％に希釈)については十分世間にいきわたっている情報なのでご存知だと思います。他にも経済産業省が発表している新型コロナウイルスに効果のある消毒剤があります。

これまでの調査結果を踏まえて有識者による検討委員会を開催し、新型コロナウイルスに有効な可能性がある消毒方法として、以下が選定されました。

「界面活性剤（台所用洗剤等）」

「次亜塩素酸水（電気分解法で生成したもの）」

「第4級アンモニウム塩」

2020年4月15日経済産業省

4/10の時点では、次亜塩素酸水の効果については未確認と発表しておりましたが、一転し効果を有効な可能性がある消毒方法として発表されました(5月に正式発表だが効果があるものと認めたと発表)

次亜塩素酸水の効果

次亜塩素酸水（有効塩素濃度 10～80ppm）は、各種の病原細菌やウイルスに対して高い殺菌活性や不活化活性を示します。それらの活性は、消毒用アルコール(70%)より高く、0.1%次亜塩素酸ナトリウムと同等性があります。

（一財）機能水研究振興財団

この次亜塩素酸水は次亜塩素ナトリウムとは異なります。

左：次亜塩素ナトリウム　右：次亜塩素酸水

どちらも新型コロナウイルスに対しての効果は発表されておりますが、一番異なる点

次亜塩素ナトリウム

口に入れる事は危険なため、薄めて使用したあと口に入れるものの場合はすすぎが必要。主に、ドアノブなど手で触れるものを殺菌する。

次亜塩素酸水

口に入れても平気なため、衣類や赤ちゃんのぬいぐるみやペットにも使用可能。歯医者では口の中の殺菌用としても使用。うがいや鼻の中にも使えます。

使用方法

スプレーボトルに入れての噴射する使用法が基本ですが、加湿器や空気清浄機(超音波式)に20～50ppmに希釈した次亜塩素酸水を入れる方法もあります。

株式会社SHIBUYA109エンタテイメント(本社：東京都渋谷区、社長：木村知郎／以下、当社)は、当社が運営する商業施設「SHIBUYA109渋谷」および「MAGNET by SHIBUYA109」において、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染予防・拡散防止のため、「次亜塩素酸水」を使用した対策を館内で実施いたします。

渋谷109公式ページ

渋谷109では入り口４カ所に次亜塩素酸水の噴射機を設置し空間・衣類の除菌を行ってます。

この通り、次亜塩素酸水の優れている部分は、空間除菌がおこなえることです。アルコールや次亜塩素ナトリウムでは衣類や空間の除菌・殺菌を行う事ができませんでした。そのため、衣類や周りに付着した新型コロナウイルスのエアロゾルが心配されてました。

エアロゾル(水分やチリなどに付着し空中を舞う状態：３時間は生存と発表あり)

エアロゾルの新事実

換気していない患者用トイレ、医療従事者が防護服を脱ぐ場所で、検出された。換気された病棟では、非常に低かった。

読売新聞　2020/05/03

皆様は外出から戻られたら着ていた衣類などはどうしてますか？よく帰ったらすぐお風呂に入るという人も最近では聞きますが、この最新のニュース５月３日の情報ですと、医療関係者の防護服を脱ぐ場所でもエアロゾルの検出されたとの事でした。着てきた衣類を玄関や脱衣所で脱ぐ人は注意が必要です。そんな時にも空間除菌ができる次亜塩素酸水はオススメです。玄関や脱衣所に加湿器を設置し20ppm(200ppmの商品なら１０倍に希釈、500ppmの商品なら２５倍に希釈)したものを置いておくだけでＯＫです。衣類には20～100ppmなどに希釈したものを霧吹きなどで吹きかけるもよし。ファブリーズを部屋に撒くような感覚で室内の除菌ができます。

画像：ジアのチカラ

次亜塩素酸水はほとんどが水の成分のため、噴射や使用後にふき取る必要もないです。

次亜塩素酸水は自治体や企業が無料で配布しているニュースもありますが、情報内容を確認すると濃度が１０～５０ｐｐｍとなっている事や未発表が多いです。この濃度は数字が高くなればなるほど良いですが、良いという意味は殺菌時間が早いという意味です。200ppmで１０秒で殺菌できる場合は20ppmでは約100秒となります。または二回・三回吹きかける事で殺菌できます。とは言え、ノロウイルスなど感染力が強い嘔吐物などには殺菌力が強い状態で使用しないと殺菌前に吸い込むことになります。

マスクの情報

シャープのマスクが買えた？などマスクの話題がつきない現状です。

このマスクについても誤った認識の方が多いと聞くので情報をUPします。

サージカルマスクとは
サージカル(手術)の意味で、医師が手術中に会話などで口からでる唾や細菌などが患者につかないようにするために使用する自己防衛マスクです。また、患者の血などが付かないようにします。そのため、マスクは口に密着するような形が多く、くしゃみや咳を拡散しない効果があります。

あれ？ウイルスはと思う方が多いと思いますが、ウイルス対応マスクではないです。

画像：アサヒデジタル

このように一般的なサージカルマスクの繊維の穴の大きさは５μメートルと言われます。それに対して、ウイルスは0.1μメートルと50分の１の大きさです。ましてやノロウイルスは0.03μメートルと言われるのさらに小さいです。サージカルマスクのパッケージに花粉やpm2.5と書いているのはそのためです。

マスクの記載の９９%を見て、ウイルスを９９%カットすると誤認している方が多いと聞きます。

この９９%とはウイルスの事ではないです。例えばこの画像のマスクの場合はウイルス飛沫をと書いております。

ウイルス飛沫とは、ウイルスがくしゃみで唾やチリなどに付着した状態を指します。ウイルス飛沫の状態では５～２０μメートルと言われるので、サージカルマスクでも対処可能で９９%の記載も嘘ではないです。

画像：日本給食設備株式会社

このようにウイルスの周りに水分が付着している状態を指します。ですが、万が一画像にあるようにウイルスが長時間空中を浮遊する場合はサージカルマスクでは防げません。

ましてや布マスクではサージカルマスクよりもさらに穴が大きいです。

試しに自信がつけているサージカルマスクで、ティッシュペーパーやライターの火などに思いっきり『ふーー』と息を吹きかけてみてください。反応があると思います。

ウイルス対策マスクとは？

アメリカがヨーロッパ行きのマスクを横取りとか、トランプがマスクの海外への輸出を制限すると話したニュースは有名です。

この話題になっているマスクは、Ｎ９５規格マスクと言われます。

Ｎ９５マスクは、ウイルスを９５％防ぐことができるマスクです。アメリカの医療関係者はこのＮ９５マスクが必須です。

では日本では？

厚生労働省は7日、感染リスクを低減させる効果がある「N95マスクの供給の見通しが立たない」と認めたうえで、「使い捨てしないで」と全国の医療機関に通知を出した。

ハザードラボ

新型コロナウイルスの感染者急増に伴い、医療現場で必要な防護具不足を受け、厚生労働省は本来使い捨ての医療用高機能マスク「N95」について、滅菌処理などをして再利用するよう促す事務連絡を出した。

　N95はウイルスなどの微粒子の95％以上を通さないフィルターを使ったマスク。重症化して人工呼吸器が必要となった患者に気管内挿管する場合などは医療者の感染リスクが特に高く、N95の装着が欠かせない。

毎日新聞

このように新型コロナウイルスの際にH無しにでる高機能マスク・ウイルス対策マスクはN95を指します。

このマスクには世界規格があります。

アメリカ：Ｎ９５

中国：ＫＮ９５

ヨーロッパ：ＦＦＰ２

この他にも９９％とさらに上もあります。ガスマスクのようなものです。

この三つの企画の記載があれば、より高機能のマスクとなります。基本再利用ができないですが、厚生労働省では使用後に数日間放置して自然殺菌をする事で再利用可能との発表までしてます。ですが、壊れていなければ次亜塩素酸水で除菌して数日間おいてから使用のが安心です。作りがサージカルマスクと異なりしっかりしています。