室内除菌サービスって何?

オプション契約
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不動産屋の賃貸物件の契約条件の中に、室内を綺麗にするサービスがあります。




サービスの内容

借主が入居される前に、室内を除菌(抗菌)するサービスで費用は借主が負担します。

金額

5,000円~20,000円

図面の記載
  • 室内抗菌サービス
  • 室内除菌サービス
  • 消毒処理

など図面の備考などに記載があります。

対応理由

通常、クリーニング完了した家に借主は入居します。このクリーニングをリフォームと思われる方がいますが、基本的には『掃除』です。フローリングですとワックスで綺麗にした部屋から掃き掃除まで完成レベルは様々です。畳ですと張替えた綺麗なものから裏表を変えただけのもの、また掃除機でゴミを吸っただけのレベルがあります。問題はクリーニング後に不動産屋の案内がある事です。スリッパを履いて案内をする会社からひどい会社だと靴でお部屋を見る会社もあります。また、必ずしも内覧した人が綺麗とは限らないので部屋が汚れます。サービスの内容としては、『入居直前に綺麗にしませんか?』という内容です。

 

サービスの実態

この室内除菌サービスには驚くべき実態がありました。それは対応した内容がファブリーズを撒いただけという実態です。他にもバルサンを使用しただけなどもあります。1,000円以下で自身で対応できるレベルです。また、新築マンションなのに、室内除菌サービスが図面にある会社もありました。平均1万円程度のサービスですが月に100件ほど仲介をする会社ですとこれだけで100万円にもなります。これは不動産屋のちょっとした収益のためにサービスを取り入れている会社が多い事です。

 

専門業者の存在

室内除菌サービスの専門の業者は存在します。専用の成分を噴射するような機械で室内の隅々まで綺麗にします。ただし、シャープのプラズマクラスターやパナソニックのナノイーのように、空気清浄機の代名詞の機能ですら科学的根拠を証明できていない実態があります。効果のほどについては、わからないですが専門業者がいます。※専門業者ではエアコンクリーニングやお風呂場のクリーニングなども対応している

 

どうするべきか?

どのような除菌の対応をするかしっかり説明をうける必要があります。口だけでは何とでも言えるので対応日に立ち合いが可能かなど、鋭い質問もありだと思います。実態のない除菌作業や、誠意をもった確認対応ができない会社であれば、今後が怖いです。たった1万円という方もいるかもしれないですが、このような金額まで確実に収益にする会社ですと、退去時のクリーニングや入居中の問題など対応に不安になります。

サービスを無しにするようお願いし、できないのであれば別の物件にした方が良いかと思います。

追記

この記事は2017年12月17日にアップした記事ですが、翌年の2018年12月17日にアパマンショップ(北海道)で、この室内除菌サービスを使った詐欺行為の実態と大きなガス爆発事故がありました。このコラム内にもありますが、このアパマンの実態は不動産業界では知られている事でした。また、アパマンに限らずこの同様の行為を行っていた不動産屋は多くあります。希望もしていないのにあらかじめついていたオプションは8割型がどうようの詐欺行為と思っても問題ないと思います。

また、今後は、このガス爆発以外に、ハウスクリーニング費、ハウスクリーニングの内容、フラット35を利用した投資用賃貸物件、レオパレス・大和に続く各社の違法行為などが追って出てくると思います。

不動産屋は怖いんです。賃貸人や賃借人にいい顔をしながら詐欺行為を行う会社が多いのが実態です。いい人だからと騙されず常に疑った目で見て対応をする事をオススメします。

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