2019年春の繁忙期に向けて

不動産情報
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まず今年は起きてはならない問題の発覚がありました。それはスルガ銀行の融資の問題(スルガショック)です。これから引越を考えてる人には賃貸だし関係ないと思われますが、実は不動産屋にとってこの問題は関わることが大きくいくつかの問題が発生しております。

①融資の審査が厳しくなる

不動産所有のオーナーさんは雨漏りや外壁の工事(大規模修繕)を行うにあたって、銀行からお金を借りて工事を行うオーナーが多いです。ただ、今はこの問題の影響で、銀行から審査がおりないオーナーさんが続出しております。この状態が続くと修繕ができない建物が増えたり、オーナーさんが募集金額を変更する事も考えられます。

 

②マンションが売れない

不動産屋では売上の半分以上が売買の売上となります。中には売上の全てが売買という会社もあります。このスルガショックの融資の問題を受けて、今まで売買のみで売上出していた会社がぞろぞろと倒産しはじめました。銀行での審査が厳しくなった影響もあります。帝国データバンクの情報では二日に1件は不動産の倒産があります。

③不動産屋の反響数が激減

今まで不動産屋は、ホームページを作成しそのホームページからの問い合わせと、飛び込みの来店でお客様の確保をしておりました。このホームページもGoogleやYahooの検索エンジンの条件変更等の関係で、ホームページを見てもらえる事が減り、逆にスーモやアットホームやスモッカなど様々な不動産検索サイトの影響でお問い合わせが減っているものと思われます。

ここからが注意!!

不動産屋の売上が下がっているのは間違いのない情報です。新しいサービスや現在のニーズに合わせた会社が出てくれば出てくるほど、さらに古い不動産屋には影響があります。そうなると不動産屋が現在のお客様から多くのお金をいただこうとします。

  1. 退去費用
  2. 礼金上乗せ
  3. 〇〇手数料
  4. オプションからのインセンティブ

この辺りに注意が必要です。

退去費用

大手不動産会社【三井不動産・三菱地所・伊藤忠アーバンコミュニティ】などでは聞きませんが、一般の不動産屋が管理している建物では、退去時の費用が明確に表示されておらず、退去の連絡後に馬鹿げた請求書が送られてくることがあります。

不動産相談:東京都市整備局

特に、大学生などでご両親が東京にいない事をいいことに送りつける悪質な不動産屋は多いです。

その際は、支払わず、都庁の東京都市整備局や役所にご相談を。後は、直接不動産屋とやりとりをする前に、オーナー様に金額の確認もした方が良いです。中には、オーナー様にはクリーニング費用を3万円もらうと伝えているのに、お客様には30万円の請求書を送るなどもあります。オーナー様自身が知らない所で行われております。

また、自身で相場の確認として【ハウスクリーニング】業者に連絡をし見積をとっておくこともオススメします。

礼金上乗せ

礼金の基本金額は決まっておりません。東京では、礼金0円~賃料×2まで様々です。賃料の3倍や4倍は見たことないですがあったら怖いです。この礼金は何度か書いておりますが、だいたい不動産屋がもらっているお金です。※オーナーさんでもらっているは建前で、実際は不動産屋がもらっています。その礼金を0から1ヵ月や、1ヵ月から2ヵ月。ひどい時は0から2ヵ月など増やして紹介します。早く家を決めたい。焦っている。今日〇〇から東京に来ていて家を決めますという家庭は「いいカモ」にされます。

裏で図面に細工をして礼金を増やして紹介します。

後で、インターネットで見つけて、礼金がおかしいと言っても、そのインターネット情報が間違えているで終わるからです。

〇〇手数料

事務手数料や書類作成費や契約代行手数料など様々な名前をつけて請求します。これは違反ではないですが悪質です。不動産屋は手数料としてお客様から0.5ヵ月・オーナー様から0.5ヵ月【どちらも別途消費税】しか受け取れないルールとなっております。そこで不動産屋は、オーナー様からもらっていない事にしてお客様から1ヵ月+消費税をもらいます。オーナー様からは手数料として0.5~1.5ヵ月くらいもらいます。結果として、法的には1ヵ月+消費税のところを名前を変えて2~3ヵ月くらいもらいます。

それどころか、さらに様々な名前で5,000円~50,000円くらいを請求してきます。

オプションからのインセンティブ

インターネット契約、引越し屋紹介、ウォーターサーバー、家具レンタル、室内除菌、ホームセキュリティなど様々なオプションを紹介する事でその契約費用からいくらかインセンティブを取っております。そのインセンティブ欲しさに不要なサービスを強制的に契約させるなどもあります。最近話題だった、福島電力【電気自由化】であった問題も似たようなものです。名前だけ聞くと大きそうな会社ですが、実際は電気に関係ない会社が、電気費用を福島に還元し寄付するような事をいいながら、悪質なサービスを行い破産した会社です。マンションのアンペア数などを勝手に大きなものに変えたり、不動産屋と協力しマンションのアンペア数を上げておきこのマンションのルールですとやっておりました。変なオプションの強要やちょっとでも不安な場合は契約をしない方がよいです。

不安な場合

上記で記載あるような事があった場合や、ちょっともやもやする場合には契約しない方が良いです。

悪徳な不動産屋は多いですし、会社はまともでも営業マンの売り上げが悪ければ悪質な事を行う事も多いようです。結局は営業マンベースにはなりますが、焦らせる業者は多いですので【その場の雰囲気に流されない】・【様々な方法で焦らすが必ず一歩引いて考える】事を徹底してみてください。

 

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